セルフカットで後ろ髪を失敗しない!プロ直伝の切り方と後頭部の裏ワザ
「前髪やサイドはうまく切れるのに、後ろ髪を切るとどうしてもガタガタになってしまう」——セルフカットに挑戦した多くの人が直面するのが、この後頭部の壁です。見えない部分を手探りでハサミを入れた結果、左右の長さが不揃いになったり、すきすぎてスカスカになったりといった失敗談は後を絶ちません。
しかし、美容師が現場で行っている「正確なブロッキング」と「ハサミの角度」、そして「死角をなくす工夫」を正しく取り入れれば、自宅でもサロン帰りのような美しいシルエットを作ることができます。本記事では、道具の選定から三面鏡がない場合の裏ワザ、レングス別の具体的な切り方まで、失敗を回避するための実践ノウハウを分かりやすく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:後ろ髪カットの成否は「上下3段のブロッキング」と「髪を乾かした状態(ドライカット)で切る」ことで8割決まる。
- 要点2:三面鏡がなくても、スマホのインカメラや合わせ鏡を活用した「後頭部カットの裏ワザ」で視界を確保すれば失敗は防げる。
- 要点3:すきバサミは「すき率15〜20%」を選び、毛束に対して縦〜斜め45度に入れることで自然な束感と軽さを再現できる。
【失敗しないコツ】なぜ後ろ髪のセルフカットは失敗するのか?原因と基本原則
後ろ髪のセルフカットで最も多い失敗は、「左右の長さがバラバラになる」「毛先がパツンと揃いすぎて不自然になる」「すきすぎて穴があく」の3点です。これらの原因は技術不足だけではなく、カットする環境と姿勢にあります。
まず意識すべき失敗しないコツの第一歩は、「必ず髪が完全に乾いた状態で切る」ことです。濡れた髪は水分を含んで伸びているため、乾いたときに毛先が持ち上がり、想像以上に短くなってしまいます。クセや毛流れを見極めながら切るためにも、普段のスタイリングに近いドライヘアの状態でハサミを握りましょう。
また、ハサミを毛束に対して「真横」に入れると、ラインが強調されてパツンとした段差が目立ちます。毛先を整える際は、ハサミの刃を縦または斜め45度に傾け、少しずつチョップカット(刃先で細かく刻む手法)を入れていくのが鉄則です。
【プロ直伝】見えない後頭部を攻略するブロッキングのやり方と準備
セルフカット後ろの切り方において、プロが最も口を揃えて強調するのが「ブロッキングの重要性」です。後ろの髪は毛量が多いため、一度に切ろうとするとハサミの刃が逃げてラインが歪みます。髪を小分けにして少しずつアプローチすることが成功への最短ルートです。
基本となるブロッキングやり方は、後頭部を「アンダー(襟足)」「ミドル(耳の高さ)」「トップ(頭頂部)」の3段に分ける方法です。
1. 耳の一番高い位置から水平にラインを取り、それより上の髪をすべてダッカール(ヘアクリップ)で頭頂部にまとめます。
2. 残った下半分をさらに「耳下ライン」で上下に分け、上の毛を留めます。
3. 一番下の「アンダー(襟足部分)」から順番にカットを開始し、切り終わったらミドル、最後にトップの留め具を外して長さを合わせていきます。
この手順を踏むことで、常に薄い毛束のガイドライン(基準線)を見ながら切り進めることができ、内側の髪と外側の髪のズレを最小限に抑えられます。
三面鏡なしでも綺麗に切れる!後頭部カットの裏ワザと視界確保術
自宅に三面鏡がない場合でも諦める必要はありません。身近なアイテムを使った三面鏡なしセルフカットのテクニックを活用すれば、後頭部の死角を完全にクリアできます。
代表的な後頭部カットの裏ワザとして知られているのが、「スマートフォン+洗面台の鏡」の組み合わせです。スマホを自撮りモード(インカメラ)にして後ろの壁や棚に固定し、洗面台の鏡に映ったスマホ画面を見ながら作業します。この方法を使えば、手元をリアルタイムで確認しながらカットが可能です。
また、ロングやミディアムヘアであれば、後ろの髪を真後ろで切るのではなく、「左右真ん中で二つに分け、前に持ってきて切る」方法が有効です。左右の毛束を胸の前に引き出し、あごの下あたりで毛先を揃えることで、後ろに回したときに自然な緩やかなV字〜U字ラインに仕上がります。
【長さ別】ボブ・ショート・ロング・メンズ襟足の後ろの切り方完全ガイド
ヘアスタイルや髪の長さによって、後ろ髪のアプローチ方法は大きく異なります。自分のレングスに合った適切な手順を確認しましょう。
【ボブ後ろのセルフカット】
ボブはラインの美しさが際立つスタイルです。内側の髪(アンダーセクション)を、表面の髪(トップ)よりも約5ミリ短めにカットするのがプロの隠し技です。内側をわずかに短くしておくことで、髪を乾かした際に自然と毛先が内側へ巻き込み、美しい丸みのあるボブが完成します。
【ショートヘア後ろ切り方】
ショートヘアは後頭部の丸みと襟足のタイトなくびれが命です。後頭部の丸みを残すため、頭頂部付近の毛束は指で斜め上に持ち上げて毛先をぼかします。後頭部のボリュームゾーンより下の部分は、指でしっかり首筋に沿わせて押さえながら長さを詰めると、メリハリのあるシルエットが生まれます。
【メンズセルフカット襟足】
男性の清潔感を左右するメンズセルフカット襟足では、バリカンとハサミの併用が基本です。生え際から指2本分を目安に、アタッチメント(6mm〜9mm)をつけたバリカンを下から上へ滑らせます。生え際のラインは真横に一直線に剃るのではなく、自然なV字またはラウンド型を意識し、すきバサミで境目をぼかすと失敗が目立ちません。
【ロングヘア毛先揃え方】
ロングヘアは、髪を左右均等に真ん中でブロッキングし、両肩の前に引き出します。頭をまっすぐ前に向けた状態で、指で毛束を挟んで毛先を揃えます。このとき、あごが上がったり下がったりするとラインがズレる原因になるため、正面の鏡をまっすぐ見つめた姿勢をキープしてください。
すきバサミの使い方と失敗しない髪をすく方法|セルフレイヤーカットの極意
ボリューム調整や毛先のニュアンス作りに欠かせないのが、すきバサミ(セニングシザー)です。しかし、使い方を誤るとバサバサと広がる原因になります。
正しいすきバサミ使い方の鉄則は、「毛根付近には絶対に入れず、毛先から1/3〜中間までにとどめる」ことです。根元からすいてしまうと、短い毛がピンピンと立ち上がり、かえって頭が大きく見えてしまいます。また、セルフカット用には一回のカットで切れる毛量が少ない「カット率15〜20%」のすきバサミを選ぶと、切りすぎのトラブルを大幅に回避できます。
全体的な髪をすく方法としては、毛束をパネル状に薄く引き出し、すきバサミを斜めに入れて1〜2回開閉します。同じ箇所に何度もハサミを入れず、ハサミを抜く際は刃を閉じたまま引っ張らないように注意してください。
軽さと動きを出したいときは、セルフレイヤーカットが効果的です。頭頂部の髪を真上に持ち上げ、毛先を1〜2センチ程度すきバサミで整えるだけで、表面に自然な段差が生まれ、後頭部に美しい立体感とふんわりとしたボリュームが再現されます。
【セルフカットの後ろ髪】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:後ろ髪を切りすぎて左右非対称になってしまった時のリカバリー方法は?
A1:慌てて短い方に合わせようとすると、どんどん短くなって収集がつかなくなります。まずは一度手を止め、短い方の毛先をすきバサミでぼかして左右の重さを均一に見せるか、ヘアアイロンで軽く毛先をワンカール巻いて毛先のズレをカモフラージュしてください。修正が難しい場合は無理をせず、美容室で整えてもらうのが安全です。
Q2:文房具のハサミで代用しても問題ありませんか?
A2:文房具用や工作用のハサミは絶対に使用しないでください。刃の噛み合わせや切れ味がヘアカット用と全く異なるため、髪の断面を押しつぶしてしまい、深刻な枝毛や切れ毛の原因になります。必ず市販のヘアカット専用ハサミとすきバサミを用意しましょう。
Q3:後ろ髪を切る際、首の角度はどう保つのが正解ですか?
A3:原則として「正面を向いて首をまっすぐ立てた状態」を維持します。下を向いて切ると襟足が伸びた状態になるため、顔を上げた瞬間に髪が持ち上がり、想定より短く段差がついてしまいます。確認時のみ鏡を見上げたり下げたりし、ハサミを入れる瞬間は姿勢を正しましょう。
まとめ:正しい手順とツール選びで自宅でも理想の後ろ姿に
難易度が高く思える後ろ髪のセルフカットですが、失敗の原因を理解し、正しい手順を踏めばクオリティは格段に向上します。
「上下3段の丁寧なブロッキング」「乾いた髪への縦・斜めハサミ」「すき率の低いすきバサミの選定」という基本ルールを守るだけでも、大きな失敗は確実に防げます。スマートフォンや合わせ鏡を使った視界確保を取り入れながら、少しずつ慎重にハサミを進めてみてください。焦らず丁寧に向き合うことで、サロンの合間のメンテナンスでも美しい後ろ姿をキープできます。 (出典: セルフ カット 後ろ(Yahoo!ニュース))